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2011/01/12 23:26

投影し過ぎ?
うっかり研修医室で眠りこけた夏風馨です。
こんばんは。
業務後ですよ、一応。
一通り終って研修医室に戻って、ふっとソファに寝そべったら気付いたときには既に22:00になろうかというとんでもはっぷんな時間でした。
えええー。
確かに心は疲れるんだけどさ。
最近は本気で疲れ過ぎていると思う。
ちょこっと自分を心配してしまったですよ。

朝の講義が本当にマンツーマンになってしまい。それもどうなのかと疲れた頭で思う訳です。
しかし、信楽焼先生の熱意には頭が下がります。
そんな先生から一言。
「先生、大丈夫? ……とても大丈夫そうじゃないんだけどさ」
「大丈夫ですよー」
最初は無理して笑ってみたのだけれど、やっぱ何か耐えられなくなってきた。
「精神科ライフはどうですか」
「楽しいですって言いたいところなんですけれど……どうも向かないのか、最近ちょっと疲れちゃったみたいです」
「先生には向かなかったか!? 」
「ええ……患者さんの話を聞いていたら引きずられてしまって」
「夏風先生は真面目にやり過ぎなんだよ」
えー。
「そう言った意味では、××先生は凄かったぞー『所詮は他人事っすよ』って笑ってたからね」
流石、精神科に進まれた方は違う。
「それが良いかはさておき、ある程度離れたところから見る気持ちでいないと、持たないよ? 」
「楽しないと、駄目ですよー夏風先生」
夫人にも心配された。

朝の内に昨日行けなかった患者さんのところへ行こうと病棟へ入り扉を開けた瞬間、そこに患者さんが。
「先生、昨日待ってたんだよ~? 」
ちょっと怖かった。
主治医の先生や看護師さん方が私が忙しかったなどと説明してくれていたらしいが、何故入ってきたのが判ったのか。
曰く、先生は一目見た瞬間から運命の人=来ればすぐ判るだそうです。
うわぁ……愛の力って凄いな(遠い目)。
「先生連休はどうしてたの? どっか出掛けたの? 」
脳内に連休を回想したら、まぁ出掛けたよなと思ったり。
でも何て答えるかな。
「あ、彼氏とデートに行ったの……!? 」
彼氏ではないが、男女2人で出掛けるのがデートならあれは間違いなくデートだ(定義上)。
取り敢えず、面倒なので否定しないでおいた。
「そっかぁ……良いなぁ。でも、訊いちゃいけなかったよね。ごめんね、先生」
「良いんですよー」
取り敢えず、今はY先生を脳内彼氏にしておこう。
設定考えるのが楽で良い。
その後、彼女の手紙にその場で返事を書かされると言う苦行。あれは結構な苦行。
内容が重いんですもの。
そして、私の父が病気だと思って疑わない。
流石の論理展開。

予診では何故か自分の地元の百貨店で働いていたらしい人と遭遇したり。
えっとーここからかなり遠いよ?
しかもすっごいピンポイント。
「先生は何でこんなところにいるんですか? 」
まぁその質問は適切である。
「父の実家がありまして……」
詳しくは言いませんが。
大雑把には正しい(父の生まれ自体は函館の方らしい)。
そんなことで何故か予診で話が盛り上がった。
うつ病疑い、と言う患者さんはその人生が重たすぎて……こっちが泣きたくなりそうでした。

精神科は患者さんの背景が過酷なことが多く、泣きたくなることがあります。
可哀想、とかではない。
自分は恵まれていたと思うのはそうだけれど、この人が歩いてきた人生を、詳細に聴きながら自分だったらと投影するのです。
そして、自分だったらこの人のようにここまでやれただろうかとか敬意というのか……自分が情けなくすらなってくるのです、どうしようもなく。

夏風馨の人生が絵に描いたように恵まれたものではなかったのだけれど。
いじめられていたし、どっちかというと小中はいじめられていた年数の方が多かった。
しかし、その捌け口に勉強やら読書やら絵を描いたりやら……自分の心の逃げ場を作ることができた。そして、そんな中でもちゃんと大好きな人達に逢えた。そんな幸福があった。
いじめられても笑っていることができた。
辛くても笑顔で乗り切る力を私は手に入れて、理解ある両親(独特な両親とも言う)がいつも応援してくれて、自分の道を突き進んできたのである。
負けず嫌いで何度も泣いたけれど、それを表に見せず頑張ってきた。
涙は弱みだ、見せてはいけないと今だって本当は思っている。
特に自分が悔しくて泣くのは一人の時だと。悔し涙は他人になんか絶対に見せてはいけない。同情なんて欲しくない。
今だってそりゃあ辛いことはたくさんあるけれど、笑顔でいるようにしている。
色んなところから言われる「夏風先生はいつも笑ってるよね」は私のモットーなのである。
それは決して辛いのを感じないとか、悔しさを感じないとか、笑い茸を食べている訳じゃない。
一番辛いのは、誰でもない患者さん。
だから、私は絶対に泣いちゃいけない。
何度か本気で泣きたくなったけれど、泣く前にやることがあるから……笑顔で頑張ろうと思うのですよ。

おっと、話が脱線し過ぎた。
つまり私はどうも患者さんの話に自らを投影し過ぎているのかも。
自分に対して他人の目を持っているのに(主に酔っ払い時に発揮される)、それが精神科で活かせないなんて!
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